夏旅・2006

廃れた交換設備

車窓に雲出川を望む

山間の駅・伊勢奥津

伊勢奥津の駅舎

帰りの列車でも雲出川を見る

家城で対向列車待ち

伊賀上野に停車中

関西では現役・103系電車




 名松線・伊勢奥津行きは、数えるぐらいの乗客で松阪を出発。これも近鉄が併走しているからでしょうか?ともかく名松線は本数も少ないので、左写真のように使われなくなった交換設備も点在していました。







 しばらくして、車窓には雲出川が沿って見えるようになってきました。そして、名松線の中核駅である家城の到着。ここで上り列車との交換待ちため少々停車。
▼家城にて、上り松阪行きと交換






 松阪から1時間15分ほどの行程で、終点・伊勢奥津に到着しました。あたりが山深くなったのは、ここが奈良県との県境のため。

▼機関車時代の名残か、給水塔のような物も



 外に出て駅舎をみてみると、けっこう立派な建物で公民館のようなものも併設されており、こんなところからも"ローカル線"という感じがしました。









 折り返し松阪行きに乗って、再び車窓には雲出川が見えてきました。山奥に囲まれた所を川と沿うように列車は進んできます。







 家城に到着して、下りで来たときと同様にここで対向列車と交換。ちなみに名松線は"時代遅れ"と言える設備のタブレットを使っていて、全国の路線の中でも珍しい存在です。
▼タブレット
 




 名松線から終点の松阪で、紀勢線の普通列車に乗り換えて亀山へ。そこから関西線に乗車しました。

 車内は初めは混んでいましたが、乗り換え駅である柘植や写真の伊賀上野まで来ると、すっかり落ち着いたものになりました。SL時代は難所で有名だった通称"加太越え"も「あっけない」と言うのが感想。







 関西線は加茂で気動車区間と電車区間が分割されていて、その加茂で区間快速・JR難波行きに乗り換えました。
 これからは環状線経由で大阪へ。電車をよく見ると、東京では消滅した103系。関西では現役なんです。


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