乗り納め・乗りつぶし2005











 小串を出てすぐに日が傾きかけた海が見えてきました。今日一日見た海の姿は、場所は違いますが、今までこの旅で見てきた荒々しいものとは違い、なんとも穏やか。こっちの方が落ち着きますね。









 さて、山陰本線と言えば読み方が難解な駅がありますね。その名は"こっとい"。漢字とだと"特牛"と書きます。ここは小さな無人駅で辺りはなんとも寂しげ。









 小串を過ぎたら海の眺め以外にも車窓は明らかに変わってきていて、海岸を沿うようなか形で走行しながらもトンネルを抜けると、住宅よりも山や田んぼが目立ってきました。終点の長門市はまだ先です。






 暗くなったところでようやく長門市に到着。いったん改札を抜けて、ここからさらに仙崎へ向かうためにホームに戻ろうとしたら、私服姿の駅員さん呼び止められました。
 話を聞くと美祢線の沿線火災の影響による車両のやり繰りの関係で、乗車予定の最終の仙崎行きを運休になったと言う事。「何か御用があるならお送りしましょうか?」と言われたものも、列車に乗らないと意味がない(つまり山陰本線完乗にならない)のでお断りしました。

 仕方なく駅で待っていて、ようやく折り返しの美祢線・厚狭行きが入線。これに乗り再び山陽側へ。厚狭に向かいます。



 もう日が暮れて見るものはないと思っていたら、途中どこかの駅で石灰石輸送の貨物列車と遭遇。ここ美祢線はローカル線ながらも貨物輸送がある路線なんです。

 長門市から遅れを引きずったものの1時間ちょっとで厚狭に着きました。山陰本線だと下関から長門市まで2時間ほど掛かったので、だいぶ早く山陽側に戻ってきましたね。急いで階段を駆け上がり、さらに宇部線直通の宇部新川行きに乗り継ぎました。





 本日2回目の宇部線は、朝乗った改造車(123系)と普通の電車(105系)の異種併結。車内は乗客が少なく、ある程度予想していた夕ラッシュの混雑はどこへ行ったのやら・・・。途中、居能で小野田線・小野田行きと交換しました。
  








 朝以来の宇部新川に到着して、山口県のJR線を乗りまくった3日目も終了。残念なのは仙崎支線(長門市〜仙崎)に乗れなかったこと。明日はいよいよ最終日です。


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