夏旅・2006

山・川・田んぼ。これがの田舎の原風景

ホームをはみ出した様子を見る

本名ダムを脇を通過

大河と呼ぶべき只見川の眺め

会津川口にて小出行きと交換

視界が霧で覆われる

会津坂下〜若宮

長旅の果て終点・会津若松到着




 前頁の高架橋のあたりから、只見線は田子倉ダムからつながっている只見川に沿って進みます。












 実は、只見から会津川口までの駅はホームが1両分の長さしかなく、乗っている列車は2両編成なので案の定はみ出してしまいます。当たり前ながら、ちゃんと車内放送されていますが、乗降が皆無に等しいのでね…。








 車窓には只見川に沿っているため水門の姿も。これが本名ダムの水門と発電所です。

 只見線はそもそもダム建設の為に開業されたという経緯があり、この本名ダムは只見線を象徴するひとつでもあります。









 延々只見川にそって走ってきた列車ですが、その並行する只見川も進行とともに変化。もやが掛かり息をのむ景色になってきました。正しく大河にふさわしい眺めです。








 先ほどの車窓もそのままに会津川口に着きました。小出行きとの交換のため15分ほど停車します。ここでようやく、地元学生による大量乗車も。
▼川に併設された格好のホーム  ▼会津川口
   





 会津川口から終点・会津若松までの道のりは約2時間。小出から会津川口までも約2時間かかったので、あと半分という事になります。

 その残り半分の行程の序盤、もやというか霧で車窓は視界が遮られてしまいました。これがこの後―




 

 ―30分ほどで車窓には一面の田園風景が。これを見てなんだか、ようやく"戻って来た"感じを受けました。
▼貨車を改造したような会津坂本  ▼神奈川の駅と同名
   





 小出から約4時間の長丁場を経て、終点・会津若松に到着。ここまで長かったですが、見ごたえ・乗りごたえ充分の只見線に大満足でした。

 紅葉色づく秋に一面の銀世界の冬と、これからの季節がもっと面白そうなだなと思いました。そんな只見線のまたの乗車を考えるのでありました。


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