九州ブルトレ旅

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 待合室で休んだりしていたらあっという間に時間は経つもので、吉松からは「しんぺい102号」で山越えをします。

 すっかり「観光列車」に定着した感がある「しんぺい・いさぶろう」号は最近、増結&増発されて今日もたくさん乗客を乗せ、吉松を出発しました。








 まずは「真の幸福」と書いて真幸駅に到着。なんでも写真に写っている鐘をならすと幸福になるとか。ここでは地元の人たちが売店を開いていました。









 列車はスイッチバックをして、真幸駅を離れていきます。いったんバックして勾配を登り始め下の方にさっきいた駅のホームが見えてきてスイッチバックしていることを実感しました。全国的にも勾配を登るためにあるスイッチバックはそう多くありませんから、これを体験できてよかったです。







 勾配を登りきり、トンネルを2〜3個抜けると「三大車窓」と言われる盆地が見えてきました。ここでいわゆる"観光停車"。車内の乗客がみな立ち上がって見るを見ていると座っているより立っているほうが多いのでは?と思いました。








 真幸の次は矢岳に停車。ここは肥薩線最高地点で駅舎もさきほど通った嘉例川や霧島温泉のように、木造で風格のあるものでした。数少ない停車時間で側にあるSL展示館ではSLに着いての説明などがあり、ほとんどの人が熱心に聞いたり質問したりしていました。









 矢岳を出るとこの列車最大のポイント通称「大畑のループ」に突入。赤線でなぞったルートで列車 は進んでいきます。そういえばこのポイントはつい最近に青春18きっぷのパンフレットの表紙になったりしてましたね。








 ループを下り終えて今度は再びスイッチバックする形で大畑に着きました。写真左の噴水みたいものはSLが走っていた時代の名残のものです。大畑は出ると次は終点・人吉です。








 吉松から長い道のりを経て終点・人吉に到着。肥薩線の魅力は吉松〜人吉にあると言っても過言ではなく、すっかり魅了されてしまいました。ここから球磨川沿いを「九州横断特急」というスケールの大きそうな列車で一気に熊本へ向かいます。


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