西日本18きっぷ旅・2005夏
今治発車直後
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すっかり暗くなったところで伊予大洲に到着。闇に包まれていくホームに雰囲気が、これから夜の訪れを知らせているようでした。
伊予大洲から「宇和海24号」で松山まで取って返すのですが入ってきた車両は四国名物「アンパンマン列車」。いやはやいつ見ても派手だな〜。
カラフルな塗装で目立つ「アンパンマン列車」も乗車してみると至って普通でちょっと拍子抜け。その「宇和海24号」まで松山まで戻り、路面電車で道後温泉にやって来ました。この建物はとても有名ですね。大人400円の安さで汗を流し、再び松山駅に向かいます。
松山市内の路面電車を運行している伊予鉄道と言えば「坊っちゃん列車」ですが、一般的な車両も見るからに半世紀近く使っているような感じで、乗った車両は製造年度を示すプレートに"昭和32年製"と明記してありました。そういえば、この鉄道にもICカード乗車券(い〜カード)がデビューしたのですが(正式には旅行後の2005年8月23日に利用開始)、他会社と違って一足早く「おさいふケータイ」が使えるようになっているんです。
駅に戻り改札を抜けホームに行くと今晩の宿である京都行きの「ムーンライト松山」は入線済みでした。車内に入ると普通車は見事に埋まっていましたが、3列シートが特徴のグリーン車は二人しか居らずそれなら普通車増やしてって・・・。
松山を出発して列車は一路京都を目指します。やっぱり、時期的に普通車に乗っている人々はみんな「18きっぷ」で、検札しているときに渡す物が細長いものなのでわかりました。
あたりは真っ暗で当然ながら何も見えませんでした。せめて漁り火とかでも見えたら少しは目に楽しいのでしょうが、今日下ってきてわかったとおり予讃線はほとんどの区間で海をのぞむことはできません。通り過ぎる駅が列車の進み具合を知らせているかのようで、列車は京都へ向けて走ります。
あけて翌日。目覚めるとすっかり日も昇り列車は複々線の区間を走行して、関西圏に入った事がわかりました。そして、5時48分に新大阪に到着。残す駅はあと一つです。
6時24分・京都駅0番線に着きました。旧式のリクライニングしても"パタン"と戻る座席(いわゆる簡リク)に寝苦しい思いはしましたが、まあ安上がりでここまで戻ってこれるのだからやっぱり「ムーンライト〜」は使ってしまいますね。さて、これから旅3日目のスタートを切るわけですが・・・―。
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