九州ブルトレ旅

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 門司から小倉を経て1時間ちょっとで九州最大の都市・博多に到着しました。ホームを見回すと特急列車はいないようでした。この駅は時間帯によってさまざま特急や普通がいるのですがね・・・






 博多の次は鳥栖に停車。ここで東京から共にしてきた「はやぶさ」号を切り離して、単独で長崎へ向かいます。ここで後に博多を出た「かもめ9号」に抜かされました。これから「さくら」号は2度後続の「かもめ」号に抜かされます。
切り離し作業中に「かもめ9号」に抜かされる
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 「はやぶさ」号が一足早く10:26に発車したあと「さくら」号の牽引機が入線。「ガシャン」と衝撃音と共に連結が完了しましたが、しばらくした後の10:37に発車しました。これから先、終点の長崎まで長崎本線をのんびりと進みます。









 各方面の特急列車が130km/hで運転される九州で、だいたい85〜110km/hの足の遅い寝台特急はダイヤ上どこかで抜かされるダイヤが自然に出来てしまう訳で、佐賀の次の肥前山口で2度目の待避。今度は「かもめ11号」に抜かされます。

 鳥栖からのんびりと進む「さくら」号は肥前山口の次は肥前鹿島に止まりますが・・・




 ・・・一駅前の肥前竜王に運転停車。ここで博多行きの「かもめ14号」とすれ違いました。こちらはゆっくりと進入し数分停車しましたが、相手は猛スピードで通過していきました。

 通過待ちを終えてから肥前鹿島に停車し、わずかな時間で発車しました。通過・待避待ちをしている時間がよっぽど長いながいわけで、ダイヤを変えれば肥前鹿島で行き違いは可能なわけですが、「さくら」号はそれもやらないくらいの存在なのでしょうか?   






 最後を飾るのは「さくら」からの有明海の眺め。長崎本線に入ってから単調だった眺めがラストを飾るのにふさわしい車窓に変わりました。ただ、この日は天気は悪かったのがちょっと残念。トンネル内の信号所で、みたび「かもめ」号に抜かされてから発車しトンネルを抜けると、そこはもう終点・長崎です。





 13:05、東京から約19時間をかけて終点・長崎に到着しました。いや〜ここまで長かったです。飛行機や新幹線+特急だとこんなに時間は掛かりませんが、「カシオペア」号や「トワイライト〜」号に比べ派手さもありませんが、乗りごたえは充分。あと2ヶ月ちょっと(2004.12/24現在)というのは悲しい事実であり、「さくら」号が時代にそぐわなくなったという事でしょう。





 長崎からDLで車庫に引き上げます。このあと約4時間後の東京行き「さくら」と再び東京を目指します。
長崎到着して間もなく東京行きの表示かわった
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